ロトとナンバーズの確率や当選金額の違いをわかりやすく解説
(画像出典:https://pixabay.com/ja/)
ロトやナンバーズという言葉を知っている人は多いかもしれません。しかし、それが宝くじの一種であるということを知っている人、あるいは詳しいルールを知っている人は少ないのではないでしょうか。
ロトやナンバーズは当たれば高額な当選金を手に入れる可能性があります。そのため、ギャンブルの一種にはなりますが、当選金額が高額なため当選確率はかなり低くなってしまいます。ルールや確率などの情報を知らなければ、お金をどぶに捨ててしまうようなものです。
この記事では、ロトとナンバーズの違いや確率と当選金額をわかりやすく解説します。この記事を読めば、ロトとナンバーズの違いがわかり自分にあった宝くじを選ぶことが出来るようになります。
ロトとナンバーズは宝くじの一種
(画像出典:https://pixabay.com/ja/)
ロトやナンバーズは宝くじの一種であり、「数字選択式全国自治宝くじ」が正式名称です。全国都道府県及び全指定都市が発売し、その益金はそれぞれの公共事業等を行うための資金になります。種であるロトとナンバーズは政府から認められている公営のギャンブルだと言えます。
ロトやナンバーズは宝くじの中で最も有名はジャンボ宝くじと異なり、自ら数字を選択することが出来る数字選択式のくじとなります。したがって、ジャンボ宝くじなどとは異なり、購入方法や購入する種類にも個人の選択可能性の幅が広くなっています。
ロトとナンバーズの大きな違い
(画像出典:https://pixabay.com/ja/)
数字選択式の宝くじであるロトとナンバーズの大きな違いは以下の通りです。
ロト
1から最高で43までの数字の中から、5から7個の違った数字を選び、数字と順番を当てる
当選の確率が低いために、キャリーオーバーなども含めて当選金額が高くなります。
ナンバーズ
0から9の数字を3から4個選び、数字や並び順などを当てるくじ。
当選の確率はロトよりも高いために、当選金額も最高で約100万円と低めに設定されています。買い方も4種類ほどあり、それぞれに当選金額が決まっています。
ロトとナンバーズそれぞれにも数種類ある
(画像出典:https://pixabay.com/ja/)
数字選択式の宝くじはロトとナンバーズの2種類がありますが、さらにそれぞれのくじが数種類に分かれます。
ロト
・ロト6
・ロト7
・ミニロト
ナンバーズ
・ナンバーズ3
・ナンバーズ4
それぞれに選択できる数字の種類や大きさも異なり、当選の難易度も異なります。選択できる数字が多くなれば当選確率は低くなります。
当選確率が低い、つまり難易度が高くなると当然のことですが当たった時の当選金額も高額となります。ここからはそれぞれの種類の確率と当選金額の違いを解説していきます。
ロト6とロト7、ミニロトの確率と当選金額の違いを解説
(画像出典:https://pixabay.com/ja/)
ロト6とロト7、ミニロトの確率の違いは選べる数字の範囲と個数で異なります。当てなければならない数字がそれぞれロト6は6個、ロト7は7個、ミニロトは4個になります。
それぞれに選んで当てるべき数字の範囲が変わります。たとえば、ロト6の場合は1から43までの数字からすべて異なる6個の数字を選びます。ロトにはボーナス数字という、名前の通りボーナス当選も用意しています。ここでは1等当選に関する説明をしていきます。
ロト6の確率と当選金額
1等が当選する確率は6096454分の1です。当選金額はキャリーオーバーなしで2億円、キャリーオーバーを含めると6億円となります。ロト6のキャリーオーバーを含めた最高額は6億円までと、決まっていますのでキャリーオーバー額が大きくなっても最高で6億円なのは変わりません。
ロト6は1-43までの数字から異なる数字を6つ選びます。抽選の結果すべての数字がぴったりと当たった場合に、1等当選となります。この確率はあり得る数字のパターンを母数として、その中から1回という計算式から割り出すことが出来ます。
6個の異なる数字を選ぶので43×42×41×40×39×38が選択可能な数字の数です。ここから6回分、つまり6×5×4×3×2×1を割ることで確率を出すことができます。以上の計算を行うと、確率は6096454分の1となるのです。
キャリーオーバーとは
キャリーオーバーとは、前回の宝くじで当選がなかった場合に当選金額が次回のくじに繰り越される制度となります。ロト7とロト6にはこのキャリーオーバー制度が用意されています。しかし、それぞれに1等の上限賞金額も設定されているので、必然的にキャリーオーバーの金額も設定されてしまいます。
ロトの上限賞金は以下の通りです。
ロト6は上限当選金額は6億円
ロト7は上限当選金額は10億円
日本国内ではキャリーオーバーの金額が高くなっても、当選金額の上限が決められています。そのため、当選者が長い間出なかったとしても、無限に当選金額が増えていく訳ではありません。ちなみに欧米の宝くじでは、無限に近い形で増えていくくじもあるようです。
ロト7の確率と当選金額
1等が当選する確率は10295472分の1です。当選金額はキャリーオーバーなしで4億円、キャリーオーバーを含めると10億円となります。ロト7のキャリーオーバーを含めた最高額は10億円までと、決まっていますのでキャリーオーバー額が大きくなっても最高で10億円なのは変わりません。
ロト7は1-37までの数字から異なる数字を7個選びます。抽選の結果すべての数字がぴったりと当たった場合に、1等当選となります。この確率はあり得る数字のパターンを母数として、その中から1回という計算式から割り出すことが出来ます。
7個の異なる数字を選ぶので37×36×35×34×33×32×31が選択可能な数字の数です。ここから7回分、つまり7×6×5×4×3×2×1を割ることで確率を出すことができます。以上の計算を行うと、確率は10295472分の1となるのです。
ミニロトの確率と当選金額
1等が当選する確率は169911分の1です。当選金額は1000万円、キャリーオーバー制度がミニロトには用意されていませんので、この金額が最高となります。ミニロトは1-31までの数字から異なる数字を5個選びます。
抽選の結果すべての数字がぴったりと当たった場合に、1等当選となります。この確率はあり得る数字のパターンを母数として、その中から1回という計算式から割り出すことが出来ます。
5個の異なる数字を選ぶので31×30×29×28×27が選択可能な数字の数です。ここから5回分、つまり5×4×3×2×1を割ることで確率を出すことができます。以上の計算を行うと、確率は169911分の1となるのです。
ロトのボーナス数字
ロトにはボーナス数字という制度も存在しています。本数字をすべて当てることが出来なかったとしても、ボーナス数字とかけ合わせることで2等以下の当選が可能となります。
抽せん会では、本来当てるべき本数字(ロト6では6個の数字、ロト7では7個の数字、ミニロトでは5個の数字)以外に余分にロト6とミニロトの場合はもう1個の数字、ロト7の場合はもう2個の数字を出します。
これがボーナス数字と呼ばれています。ロト6の場合は本数字5個とボーナス数字1個が一致すれば2等当選となります。ロト7の場合は、本数字6個とボーナス数字が1個当たると2等当選。
本数字3個当選とボーナス数字1個か2個当たった場合に6等が当選することになります。ちなみに6等の場合は、ボーナス数字が2個当たっていたとしても6等当選は変わらず当選金額が上がったり5等になったりといったことはありません。
ナンバーズ3とナンバーズ4の確率と当選金額の違い
(画像出典:https://pixabay.com/ja/)
ナンバーズは0から9の中から好きな数字を選び、申し込みタイプを選んで購入します。ナンバーズには、ナンバーズ3とナンバーズ4と2種類ありますが、購入方法は変わらず確率と当選金額のみが変化します。
また、ナンバーズ3にはストレート・ボックス・セット以外にミニという買い方も存在します。買い方によって確率は変化しますので、まずはストレートの確率を解説し、買い方による確率の変化は口述します。
ナンバーズ3の確率と当選金額
ナンバーズ3の確率は10個の数字から3個の数字を順番通りに当てる方式となります。そのため、確率の計算式は10×10×10イコール1000通りの中の1通りを当てることになります。
そのため、確率は1000分の1となります。見事にストレートで当てた場合は約10万円の当選金額を手に入れることが出来ます。
ナンバーズ4の確率と当選金額
ナンバーズ4の確率は10個の数字から4個の数字を順番通りに当てる方式となります。そのため、確率の計算式は10×10×10×10イコール10000通りの中の1通りを当てることになります。
確率は10000分の1。見事にストレートで当てた場合は約100万円の当選金額を手に入れることが出来ます。
ナンバーズの4つの購入方法
上記で説明した通り、ナンバーズをストレートで的中させると高額な当選金額を手に入れられます。しかし、どちらも当選確率は低く、ストレートで当てるのは至難の業になります。そこで、ナンバーズでは当選金額は下がるものの、当選確率を上げる買い方も用意しています。買い方はナンバーズ3・4合わせて4通りあります。
・ストレート=数字も順番もすべて当てる
ストレートでの当選金額は上述の通りとなります。
・ボックス=数字だけ当てればよく、順番は関係ない
ボックスでの当選の場合はナンバーズ3の当選確率が6倍、ナンバーズ4の当選確率が24倍になるため、当選金額もそれぞれ約6分の1、約24分の1へと減少してしまいます。
・セット=ストレートとボックス2つに半分ずつに分けて当たりを狙う
セットの場合は、ストレート以外にもベッドするため当選金額は2分の1に設定されています。さらに、ボックスでの当選確率はナンバーズ3の場合は5分の1(通常確率の6分の1からストレート当選の1回分を母数から引く)、ナンバーズ4の場合は23分の1(通常確率の24分の1からストレート当選の1回分を母数から引く)となります。そのため当選金額も当選確率に合わせて下がっています。
・ミニ=ナンバーズ3のみの買い方であり、下二桁の数字と並びを当てる
下二桁の数字と順番も当てる場合は確率が10倍となります。そのため、配当金額は10分の1となります。
ロトとナンバーズの違いまとめ
(画像出典:https://pixabay.com/ja/)
ロトとナンバーズは両方とも数字を当てるという点では一致していますが、当選確率には大きな違いがあり当選金額もかなりの差があります。一攫千金を狙うのであればロト6・7、やミニロト、コツコツと細かい当たりを積み重ねていくのであればナンバーズ3・4がおすすめとなります。
ロト6やロト7は最高で10億円まで当選金額が増えていくため、一度当てればかなりの大きな当たりとなります。ナンバーズの方は買い方にも、4種類ほどのバリエーションがありますので確率を抑えて当選金額を高い確率で取得していくのに適しています。